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ロングテール提唱者のアンダーソン氏、アマゾンの問題点を指摘 - CNET Japan
てなわけで、Wired誌編集長Chris Anderson氏が、サンディエゴで開かれた「FASTfoward 07」でAmazonのロングテール対策はまだまだ甘いと語っている件。
いわく、「(Amazonの商品情報には不完全なものがあることを指摘した上で)オンラインでは実店舗と違い、実物を確認できないというのに、表紙の写真がなくては正しい本かどうかもわからないし、何ページある本なのかもわからない。これでは販売に結びつかないだろう」。つまり、顧客が商品を探すために必要な情報が足りないからビジネスチャンスを逃してるよ・・・と。
実際Amazonのカタログには表紙の写真や内容についての情報が欠落してるものが多くありますよね。刊行したての書籍やDVDでは撮影が間に合ってないのがよくありますし、逆にかなり古い本でも流通の少ないものについては同様の傾向が見られます。確かにカタログ情報は不完全。
では、そんな商品は売れないのでしょうか?・・・いや、そんなことは全然ありませんね。
米国の事情はよくわかりませんが、Amazonではかなりマニアックな商品も出るんですよね。私自身、マーケットプレイスを利用して数百冊ほど本を売りましたが、書影やレビューのあるなしに関わらず売れる本はどんどん売れますし売れない本はどんなに情報が充実してても好評価のレビューが付いてても全然売れません。少し前のベストセラーなんか1円出品のオンパレード。でもそんなに回転してる様子は見られません。売れる本は5桁の値段でも売れるのに。
てゆーか、Amazonに来る客の大半は来店時には既にお目当ての商品が決まってるのでは?買うものが既に決まっていれば、あとは値段や出荷状況くらいでしょ、必要なのは。それ以外の情報ってのはあまり重要ではない気がしますね。それにAmazonがどんなに商品情報を充実させたとしても、数百万アイテムの商品をいちいち見て回る顧客なんていないでしょうからそれほど効果があるとは思えません。当のAmazon自体、店本体でのウィンドウショッピング(っていうのかな?)は期待してないらしいのはサイト見れば一目瞭然です。
その代わりにAmazonが力を入れてるのはキーワード広告とアソシエイト(アフィリエイト)。特にアマゾンアソシエイトはアフィリエイトの先駆け。自社で商品情報を提供するかわりに、世界中のサイトオーナーに商品を推薦してもらおうってのが、アンダーソン氏の指摘した問題に対するAmazonの答えです。最新のイベントで投げかけられた疑問点ですが、もう何年も前から対策済みなわけです。
自社サイトだけで全てを完結するのではなく、他の多くのメディアと協力し合ってマーケティングを行う。そのための情報提供(Amazon Web Service / ECS)と利益分配(アフィリエイトプログラム)のしくみを他に先駆けて作り上げたAmazonのやり方の方が、自社サイトでの提供情報の充実を重視するアンダーソン氏よりもWeb2.0的に見えるのは、ちょっと皮肉な感じですね。


Yahoo!やるなあ。賠償額が補償立替分の2倍以上ってのがミソですね。既に被害者への補償は終わってるわけで、この裁判でのYahoo!の取り分はおおよそ2000万円。裁判費用をさっぴいても半分以上は残るでしょうから被害補償分の回収+賠償差益+詐欺犯への懲罰と一石三鳥。まあ全額回収できるかどうかはわかりませんけど。